9/18(金)第一回ビジネス活用のためのオープンデータセミナー「はじめてのオープンデータ」
【平成27年度横浜市経済局 オープンデータ活用ビジネス化支援事業】
近年、データを活用した様々な革新が日々創出され、ビジネスにおいてデータ活用は重要な位置を占めるようになりました。政府は成長戦略の中にビッグデータ・オープンデータの活用を位置付け、これを推進するとしています。また、横浜市では2014年に「横浜市オープンデータの推進に関する指針」を発表し、全庁的にオープンデータへ取り組みをスタートしています。
横浜市経済局では、平成 26 年度にオープンデータのニーズ調査を実施し、その結果等をふまえて、今年度は横浜市内企業のオープンデータについての認知度を高め、オープンデータを利活用できる人材を育成し、 横浜市のオープンデータを利活用したビジネスに繋げる取り組みを支援して、横浜市内経済の活性化を図ることを目的とする「オープンデータ活用ビジネス化支援事業」を実施しています。
本事業では、企業のみなさまにオープンデータをビジネスに活用して頂くきっかけをご提供できるように、オープンデータをテーマとする勉強会・セミナーシリーズを展開していきます。「ビジネス活用のためのオープンデータセミナー」は全三回を予定しており、本分野で第一人者として活躍されている方々を講師としてお招きして、オープンデータの基礎から国内外のオープンデータ活用事例、オープンデータを使ったビジネスモデル、オープンデータを支える技術についてお話頂きます。
本セミナーシリーズ第一回目となる「はじめてのオープンデータ」では、国際大学GLOCOM准教授・主任研究員/一般社団法人オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン代表理事の庄司昌彦先生にお越し頂き、オープンデータとはどのようなデータなのか、なぜ今オープンデータが注目されているのか、社会にどのような変革をもたらすのか、等オープンデータの基本的な考え方についてご講義頂きます。その後のプログラムでは、参加者の皆様の間で気付きや疑問を共有するワークショップの時間を設けた後に、パネルディスカッションで今後どのようにオープンデータ活用に取り組んで行けるかを考えます。
※本セミナーは「横浜市経済局 平成27年度オープンデータ活用ビジネス化支援事業」の事業の一環として開催します。ビジネス活用のためのオープンデータをテーマに、第一線で活躍するゲストを招いてセミナー・シンポジウムを展開しています。
【プログラム】
13:30〜13:45 | ○趣旨説明・開会あいさつ 趣旨説明・「オープンデータ活用ビジネス化支援事業」について ・杉浦 裕樹(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ 代表理事) 開会あいさつ ・林 琢己(横浜市経済局長) |
13:45〜14:35 | ○基調講演「オープンデータをビジネスに役立てよう」 講師:庄司 昌彦(国際大学GLOCOM准教授・主任研究員/一般社団法人オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン代表理事) |
14:35〜14:45 | ○休憩(10分間) |
14:45〜15:55 | ○ワークショップ(70分間) オープンデータに関する意見や疑問を共有し、今後オープンデータの活用にどのように取り組んでいけるかをグループごとに話し合います。 ファシリテーター:宮島真希子(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ) |
15:55〜16:25 | ○パネルディスカッション <登壇者> ・土屋 朋宏氏(横浜市経済局成長産業振興課) ・小林 巌生氏(NPO法人リンクト・オープン・データ・イニシアティブ副理事長) ・高橋 佑至氏(株式会社ネットフォレスト 代表取締役) ・下山 紗代子氏(一般社団法人リンクデータ 代表理事) <モデレーター> ・杉浦裕樹(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ 代表理事) |
16:25〜16:30 | ○クロージング ・杉浦 裕樹(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ 代表理事) |
※講演者・講演内容・タイムスケジュールは変更となる場合があります
※会の終了後に名刺交換の時間を設けます
【基調講演】
講師:庄司 昌彦氏(しょうじ まさひこ)
国際大学 グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)准教授・主任研究員。1976年、東京都生まれ。中央大学大学院総合政策研究科修士課程修了。おもな研究領域は情報社会学、電子行政、地域情報化、ネットコミュニティ、社会イノベーションなど。2006年から地域SNS研究会を主宰。2003年~2008年、オンライン政策誌『政策空間』副編集長。実践女子大学、中央大学、東海大学、大妻女子大学などで非常勤講師を務め、現在は学習院大学・横浜市立大学で非常勤講師を務めている。2009~2010年、国立民族学博物館共同研究員。過去に内閣官房IT戦略本部 電子行政に関するタスクフォース構成員、経済産業省IT融合フォーラム公共データWG委員、総務省行政イノベーション研究会構成員、オープンデータユースケースコンテスト(2013年度)審査委員長、経済産業省オープンデータビジネスコンペティション(2014年度)審査委員長等を務め、現在は総務省行政機関等が保有するパーソナルデータに関する研究会構成員。
一般社団法人オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン代表理事、一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)理事、総務省地域情報化アドバイザーも務めている。
主な著書(共著)は『地域SNS最前線 Web2.0時代のまちおこし実践ガイド』(2007年、アスキー)。その他の著書(共著)として『智場:オープンデータ特集(庄司昌彦責任編集)』(2014年、国際大学GLOCOM)、『未来を創る情報通信政策』(2010年、NTT出版)、『クリエイティブ・シティ 新コンテンツ産業の創出』(2007年、NTT出版)、『情報アクセシビリティ やさしい情報社会へ向けて』(2005年、NTT出版)、『コミュニティ eデモクラシーシリーズ第3巻』(2005年、日本経済評論社)など。『行政&情報システム』誌で「行政情報化新時代」を連載中。
基調講演内容
「オープンデータをビジネスに役立てよう」
情報・データは、人口減少社会においてもその影響を受けにくく、幅広く活用可能な地域の社会的資源です。
ニーズのある情報を開示し、使いやすいデータを「開放」していくことは、官民の役割分担を再編し、新たなビジネスや市民活動を活性化し、ひいては地域の魅力を高めていきます。
本講演では、「オープンデータ」がもたらす社会な変化と政府の動向、国内外の事例、活用を進めるためのポイントを具体的にご紹介します。
【パネルディスカッション】
登壇者
・土屋 朋宏(つちや ともひろ)氏
横浜市経済局成長産業振興課担当係長
1986年横浜市役所入庁後、新税務システム、住民記録システム、住民基本台帳ネットワークシステム、戸籍システム等の開発に携わる。その後、区機能強化や定額給付金事務などを担当した後、横浜駅やみなとみらいを抱える西区にて区内事務事業の企画・総合調整を担当。2013年より現職、成長分野における市内企業への支援に取り組む。
・小林巌生(こばやしいわお)氏
1977(昭和52)年 神奈川県生。
有限会社スコレックス代表取締役社長
特定非営利活動法人リンクト・オープン・データ・イニシアティブ副理事長
一般社団法人オープン&ビッグデータ活用・地域創生推進機構委員
情報アーキテクト、デザイナー。ウェブデザイナーとして大手企業や自治体等のウェブサイト構築プロジェクトに多数参加。また、情報アーキテクトとして地域情報×ウェブをテーマに活動。横浜開港150周年Y150、市民参加都市ブランディングプロジェクト「イマジン・ヨコハマ」等、横浜に関する情報系の企画やデザインに多数参加。現在、特定非営利活動法人リンクト・オープン・データ・イニシアティブ、ヨコハマ・LOD・プロジェクト、LODチャレンジ、Code for YOKHAMA等での活動を通じて、政府や自治体、公共機関のオープンデータ施策の支援も行っている。
・高橋 佑至(たかはしゆうじ)氏
株式会社ネットフォレスト 代表取締役
一般社団法人神奈川県情報サービス産業協会 常務理事・横浜市交流委員会委員長
神奈川県横須賀市生まれ。仙台でIT企業に就職してからは技術職、営業職を経て2000年にネットフォレストを起業。インターネットに関わるISP事業をはじめ、Webサイトの運営支援、セキュリティ対策、ネットワーク&サーバー事業、ビデオオンデマンド事業など、時代に合わせた幅広い事業を展開している。神奈川県情報サービス産業協会では、会員企業向けの企業を対象にオープンデータを素材として利用する「アプリコンテスト2015」を実施している。
・下山 紗代子(しもやま さよこ)氏
一般社団法人リンクデータ 代表理事/Linked Open Data チャレンジ Japan 事務局長
オープンデータ活用支援プラットフォーム「LinkData.org」の運用や、オープンデータを利用した地域情報発信の支援活動を行っている。2011年より理化学研究所にて生命科学分野のデータベース統合技術を応用したオープンデータ支援基盤システムの開発に従事。
2014年に一般社団法人リンクデータを設立し、平成26年度電子経済産業省構築事業(オープンデータを活用したビジネス化の支援に関する調査研究)において、オープンデータ活用ビジネス創出のためのマッチング支援サイト “Knowledge Connector” を新たに開発。経産省主催オープンデータ・ビジネス・コンペティション ビジネス賞、第9回マニフェスト大賞 ネット選挙・コミュニケーション戦略賞 優秀賞/審査委員会特別賞、理研技術奨励賞、他受賞歴多数。
【ご参考:過去のイベント】
「ビジネス活用のためのオープンデータセミナー」
▽第一回 9月18日(金) 「はじめてのオープンデータ」
▽第二回 10月20日(火) 「オープンデータを使ったビジネスモデル(仮)」
▽第三回 12月開催予定 「オープンデータを支える技術(仮)」
「成長分野×データ活用セミナー」
▽第1弾 8月8日(土) 「環境・エネルギー(スマートシティ)とオープンデータ」(終了)
▽第2弾 10月30日(金) 「健康・医療とオープンデータ(仮)」
▽第3弾 12月21日(月) 「観光・MICEとオープンデータ(仮)」
■概要■
日時: 2015年9月18日(金)13:30〜16:30(13:15開場) ※終了後に名刺交換会を実施
会場:情文ホール(情報文化センター6F、横浜市中区日本大通11) [→地図]
定員:60人(※ワークショップ形式のため先着順とさせて頂きます)
主催:横浜市経済局
事務局:NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
協力:Code for YOKOHAMA、 横浜オープンデータソリューション発展委員会、一般社団法人リンクデータ
後援:一般社団法人オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン
■参加費用■
無料
■お申し込み方法■
下記URLよりお申し込みください。
http://peatix.com/event/113790
■お問い合わせ先■
事務局:NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
TEL:045-664-9009 info@yokohamalab.jp